2018年3月22日(木)、Autodesk 3ds Max 最新バージョン 3ds Max 2019が発表、販売開始されました。
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私の名前はNeil Hazzardです。私は3ds Maxのプリンシパルエンジニアです。 3月22日(木)にリリースされた3ds Max 2019を、本当にうれしく思います。
このリリースでは、特定のビジュアルエフェクトを簡単かつ迅速に作成できるようにすること、およびプロジェクトの共同作業と実行を容易にする機能に焦点を当てています。
しかし、詳細を説明する前に、3ds Maxプラグインの開発者エコシステムに大きな感謝を述べたいと思います。
3ds Maxのプラグイン開発者エコシステムは、3ds Maxユーザーの成功にとって非常に重要です。これは、厳しい使用事例に特化したワークフローを可能にするためです。オートデスクデベロッパーネットワークプログラムに登録された何百もの3ds Maxデベロッパーと、プログラム外の多くの開発者コミュニティは、非常に活発です。
お客様のニーズに対応するため、3ds Maxチームは製品のアップデートをより頻繁にリリースしています。これにより、定期的に新しい機能、改善、品質向上が実現しています。
したがって、Autodeskと3ds Maxサードパーティの開発者コミュニティとの連携は、相互のユーザーにより良い経験を提供するための最良のアプローチとなり、これまで以上に重要です。
3ds Maxのサードパーティ製プラグイン開発者の多くは、3ds Max 2019のリリース後、できるだけ早くプラグインを利用できるよう、製品チームと密接に協力して努力していることをお知らせします。全てのプラグインの詳細については、 こちらを参照してください 。
最新のMAXtoAプラグインを3ds Max 2019に同梱する予定です。
また、3ds Max 2019をサポートするデベロッパーが増えていくことを期待しています。3ds Maxプラグインの開発者であり、プログラムに参加したい場合は、3ds Max Product ManagerのLaurent Gibertにお問い合わせください。
3ds Maxは、シンプルな数学ノードから完全にプロシージャルで作成されたテクスチャまで、100を超えるシェーダを含むOpen Shading Language(OSL)マップをサポートしています。マテリアルエディタでOSLシェーダテキストを直接編集し、ビューポートとActiveShadeでライブアップデートを確認することができます。シェーダは、シーンに埋め込むことも、外部から参照することもできます。
また、Fusion 360のプロシージャルなウッドマテリアル機能を追加しています。これは、高度にカスタマイズ可能な木材のテクスチャを生成する方法であり、様々な木材(メープル、チェリー、オーク、パイン、アッシュ、マホガニー、およびクルミ)のプリセットが含まれています。木材表面の仕上げ(光沢、半光沢、塗装)を定義し、木材の細孔、リングの厚さ、および成長率を考慮に入れることができます。
Fusion 360で使用可能な同じ木材テクスチャに基づいて、この機能は物理的な素材と密接に連携し、粗さやバンプなどのマテリアルに直接使用できる出力を備えています。
3ds Max 2019は、スプラインに対してブール演算を導入しました。2つ以上の開いた形状もしくは閉じた形状に対してパラメトリックブール演算を作成できるようになりました。これには、角の滑らかな移行のための動的な面取り/フィレットが含まれます。レンダリング可能なスプラインベースのジオメトリには、新しいクワッドキャッピングモードを使用することもできます。このモードは、平面または球面にすることができます。
また、3ds Max interactive 内にVRシーン編集モードを導入しました。VRコントローラを使用してVRヘッドセット内から直接、シーンのレイアウトを編集できます。変更は3ds Maxにリアルタイムにプッシュバックされます。このエディタを使用して、シーン、カメラ、VRでのカメラプレビューのアレンジを行うことができます。
3ds Max 2019を使用すると、プロジェクト、パイプライン、およびコラボレーションの管理が簡単になります。
また、今回のリリースでは3ds MaxインターフェースからオンラインのAutodesk Viewerにアセットを直接共有することで、コラボレーションワークフローの改善にも注力しています。レビューアーはコンテンツを表示するために余分なソフトウェアをインストールしたりサインインする必要はなく、ブラウザで直接コンテンツのスクリーンショットを表示、マークアップでき、すべてのフィードバックは3ds Max内から確認することができます。
あなたのフィードバックは私たちにとって本当に重要です。そのため、このリリースには150を超える修正が含まれており、3ds Maxユーザーコミュニティから提出された修正が多数含まれていることを強調します。皆様のご支援とAREAフォーラムへの貴重な貢献に感謝いたします。
このリリースの修正点は次のとおりです。
また、Max Fluids、3ds Max InteractiveのVRワークフロー、Max Batch、Spline Toolsなど、以前に追加された機能も改良されています。
修正の一覧は、 3ds Max 2019のリリースノートを参照してください。
最後に…デイスカッションに参加ください。3dsmaxfeedback.autodesk.comで、3ds Max Ideasページにアクセスし、機能リクエストを送信、既存のリクエストに投票、他のユーザーと話してみてください 。
あなたのリクエストお待ちしております。
著者:ニール・ハザード
この記事はAutodesk AREAに投稿された「Meet 3ds Max 2019」を翻訳した記事です。